ソースコードからgitをインストールする

作業環境

  • FreeBSD 9.1

インストール作業

  1. ソース保存用ディレクトリの作成
    (ディレクトリが存在する場合は実行しない)

  2. ソースダウンロード
    • gitのソースコードはgithubで管理されている
      GitHub
    • こちらでも取得可能
      The Linux Kernel Archives
    • GitHubの最新バージョンを以下のコマンドで~/tmpにダウンロードする
      (現在の最新バージョンはv2.17.0のため、以下このバージョンにて作業を進める)

  3. ダウンロードしたソースを解凍
    • ~/usr/srcに解凍する

    • ファイルが解凍されていればファイルが作成されている

  4. configureを設定してインストールを実行
    • gitのソースディレクトリに移動
    • configreファイルを作成
    • インストール先を[~/usr]に指定してインストール

  5. PATHの設定
    • ~/usr/binのシンボリックリンクを~/binに作成する
      既にリンクが作成されていれば作業の必要は無い

    • $HOME/binに別のリンクが割り当てられている場合は直接PATHを設定する
      (.bashrcに”~/usr/bin”を追記するなど)
  6. gitコマンドを~/binのコマンドに置き換える
    • .bashrcにgitのaliasを追記する
      “/home/[user name]”は”$HOME”で代用化

  7. 設定が完了したら.bashrc再読み込み

git version 確認

  • 以下のコマンドを事項して、インストールしたバージョンが表示されれば作業完了

サーバーにgitの中央リポジトリを作成する

滅多に行わない作業のため、使うときには忘れてしまうのでメモに残しておきます。
 
 
作業内容(作業例)
サーバーにgit中央リポジトリを作成する
中央リポジトリは「/home/git/」ディレクトリ内に作成する
中央リポジトリ名は「test.git」とする
 
 
git中央リポジトリを作成するサーバーにログインして、中央リポジトリを作成するディレクトリに移動する。
サーバー上に中央リポジトリ用のディレクトリを作成する。

 
gitでは中央リポジトリを保存するディレクトリ名には通例で「.git」をつける模様なのでそれに従うようにする。
 
 
作成したディレクトリに移動して、git中央リポジトリを作成する。
中央リポジトリ作成後、ディレクトリ内にgit関連のファイルが追加されているか確認する。

 
 
ディレクトリ内にgit関連のファイルが追加されていれば設定完了です。
 
 

Git で過去のコミットのコメントを修正する方法

Git を使用してバージョン管理を行っていますが、過去に行ったコミットを見ているとコメント内容が間違っていることが時々あります。
本来ならば間違いの無いように入力してコミットするべきですが・・・
 
今まではそのまま放置していましたが、後で見直して勘違いしてしまうコメントがあるので修正することにしました。
 
 
 
まずは修正したいコミットを確認する。

コマンドを実行すると、「commit 34e38b3・・・・・」と表示されるので、変更したいコメントの “commit” の後に表示されている番号を確認する。
 
 
 
git rebase の [ -i ] オプションを使用して、先ほど確認した修正したいコミット番号を [ -i ] オプションの後に入力する。

入力したコミット番号よりも新しいコミットの一覧が表示される。
表示された一覧から、変更したいコミットの [ pick ] を [ edit ] に変更して保存する。
 
 
 
git commit の [ –amend ] オプションを指定してコミットコメントを修正する。
コメントの修正方法は、以下の様にして変更する。

直接コメントを入力する場合

テキストエディタを起動して入力する場合

このコマンドを実行すると、テキストエディタが起動するので、コメントを修正して保存する。
 
 
 
git rebase の [ –continue ] オプションを使用して最新のコミットに戻す。

 
 
 
既にコミット内容をリモートリポジトリにプッシュしている場合は以下の様にプッシュする。( master ブランチの場合)

 
 
 
この作業を行うことで、コミットのコメントを修正できます。
 
 

リモートリポジトリからクローンする

ネットワーク上にあるリモートリポジトリからリポジトリをローカルにクローンして作業で使用することができます。

リモートリポジトリからカレントディレクトリにクローンする方法です。
作成されるディレクトリ名は、デフォルトの名前になります。

同じ名前のリポジトリがあるとエラーが発生します。
 
 
リモートリポジトリからカレントディレクトリにクローンするディレクトリ名を指定してクローンする方法です。
この方法でクローンするとクローンするディレクトリの名前を指定でます。

 
 

リポジトリを作成する

「init」コマンドを使用して、リポジトリを作成する。
 
 
gitのリポジトリをカレントディレクトリに作成する。

※注意 : リポジトリを作成したいディレクトリに移動してからコマンドを実行する。
 
 
通常の運用は、サーバーに中央リポジトリを作成して、クライアント側はサーバーのリポジトリをクローンして使用するほうが望ましい。